平成30年9月1日(土)熊本市北区の「植木文化センター」にて、総合型スポーツクラブの運営に関する研修会を行いました。
主管ブロックである中央ブロックが中心となって企画・運営をされ、当日は56人の参加を得て実施しました。
はじめに、講演会として益城町立広安西小学校前校長で山都町教育長の井手文雄様に熊本地震発生後の取組をお話いただきました。外部からの支援も積極的に受け、子どもたちや地域住民の被災者の方々が前向きに明るく過ごせるような取組を行われたお話に、参加者は終始集中して井手様の講演に耳を傾けていました。
第2部では、総合型スポーツクラブの課題を挙げ、グループワークを行いました。
具体的な解決策についても班毎に話し合うことができ、非常に充実した研修となりました。
最後に、公益財団法人熊本県体育協会クラブアドバイザーで熊本県総合型地域スポーツクラブ連絡協議会事務局の太田黒から「総合型スポーツクラブの自己点検」について説明を行い、PDCAサイクルや会議機能の見直しについてなど参加者向けに情報発信し、閉会しました。
熊本地震発生後の取組について、県内クラブ及び本協議会活動を冊子にまとめました。
本冊子は県内クラブだけでなく、市町村教育委員会、市町村体育協会、更に、全国各都道府県の体協及び総合型地域スポーツクラブ連絡協議会、文部科学省、スポーツ庁、公益財団法人日本スポーツ協会にも送付させていただきました。
本県の経験、教訓が全国の今後の取組にお役立ていただければという想いと、支援いただいた全ての皆様に感謝の気持ちを込めて作製しました。
天草市で活動している「うしぶかイキイキクラブ」では、熊本地震発生後、地震だけでなく、津波や火災など自然災害がクラブの活動中に発生した場合どうするのか」との声が挙がり、地元消防団の方などに協力いただきながら防災マニュアルを作成されました。
防災マニュアルを参考にアップします。
平成29年9月2日(土)宇城市松橋町の「ウイングまつばせ」にて、総合型スポーツクラブの運営に関する研修会を行いました。
主管ブロックである南ブロックが中心となって企画・運営をされ、当日は約130人の参加を得て実施しました。
例年とは違い、まず分科会を実施し、全体会にうつる形で進行しました。
分科会1は、「小学校運動部活動の社会体育移行」をテーマにしたパネルディスカッションでした。
移行に係る具体的な移行策や課題など、パネリストから詳しくお話を伺うことができました。
また、分科会2では、「今後のクラブ経営」と題したワークショップが行われ、主に「財源」をテーマとした話し合いがなされました。
「参加者同士で話したい!」という前回の研修会の反省を踏まえ、ワークショップの中ではグループ内での話し合いの時間も多く取られ、活発なワークとなりました。
その後、全体会として、NPO法人クラブおおづの斎藤ゼネラルマネジャーから「熊本地震からの地域復興とクラブの役割」と題し、熊本地震発生後の取組をお話いただきました。
「日頃からのつながりが大事」というお話があり、本協議会の活動についても、継続していくこと、クラブ間ネットワークを更に充実させていくことが必要であることを再認識させられ、非常に内容の濃い研修となりました。
コーディネーター DREAM火流 理事長兼クラブマネジャー 北園武広 氏
パネリスト NPO法人長洲にこにこクラブ クラブマネジャー 橋垣真美 氏
NPO法人桜木ふれあいスポーツクラブ クラブマネジャー 桝田康代 氏
NPO法人うとスポーツクラブ 理事長 安田孝二 氏
ファシリテーター ひかわスポーツクラブ クラブマネジャー 齋藤久允 氏
講師:NPO法人クラブおおづ ゼネラルマネジャー 斎藤陽子 氏
例年県内クラブの会員を中心に、県体育協会と県総合型地域スポーツクラブ連絡協議会の共催事業として「県内クラブ交流大会」を実施していますが、今年度は地震の影響により、クラブスタッフを中心とした、復興や防災、交流やリラックスをテーマとした交流事業を行いました。
四季の里旭志を会場とし、第1部の全体プログラムでは「ペットボトルでピザ作り体験」を行いました。一般社団法人夢・理想の里の原事務局長においでいただき、ペットボトルを使ってピザ生地づくりをし、各自で盛り付けた後、段ボールでできたオーブンで焼きました。参加者の皆さんは大変楽しまれると同時に、ペットボトルを使って生地ができることに驚いておられました。
午後からは、分科会①「エコノミークラス症候群予防体操セミナー」、分科会②「ノルディックウォーキング体験」に参加者はそれぞれ分かれました。
「エコノミークラス症候群予防体操セミナー」では、一般社団法人志誠会マチと医科学研究所の河野代表理事、花田マネージャーが講演を行いました。熊本地震発生後、問題となった車中泊などによるエコノミークラス症候群について、その原因や対処法等を細かく教えていただきました。また、ノルディックウォーキングは、東日本大震災を経験したクラブが、会場がなくても実施可能なプログラムとしていることを受け、今回体験プログラムに導入されました。
その後、レクリエーションプログラムとして、ヨガ・体幹トレーナーの田仲素直氏によるリラックスヨガの体験を行い、その後玉入れタイムレースを行い、する人も見る人も盛り上がりました。
第2部では、スタッフの労をねぎらう会としてバーベキューを行い、それぞれのクラブの話を語り合う会となりました。
事業全体を通して、学びの多い素晴らしい機会となりました。
講 師 一般社団法人夢・理想の里 事務局長 原田建史 氏
講 師 一般社団法人志誠会マチと医科学研究所 代表理事 河野真介 氏
マネージャー 花田恭祐 氏
指導者 山都ふれあいスポーツクラブ クラブマネジャー 宮崎玲子 氏
指導者 木村市子 氏
指導者 松本洋一 氏
指導者 ヨガ・体幹トレーナー 田仲素直 氏
平成28年10月8日(土)菊陽町光の森町民センター「キャロッピア」にて、クラブの復興をテーマに研修会を行いました。
主管ブロックである北ブロックが中心となって企画・運営をされ、当日は60人の参加を得て開催されました。
4月に発生した地震により、多くのクラブ関係者が被災し、不安な日々を過ごしましたが、今後も起こりうる自然災害等非常時にどう備えるか、そして我々ができること、すべきことは何なのかを考える必要があるという結論に至りました。
この度は、長洲町で消防士をされている「ながすクロスロード研修会」の徳永伸介氏、そして岩手県陸前高田市の総合型地域スポーツクラブ「NPO法人総合型りくぜんたかた」の戸羽氏をお招きし、緊急時の対応についてワークをしたり、実際東日本大震災を経験し、その後の活動についても講演を聞きしました。講演後、戸羽氏の進行で玉入れタイムレースを体験し、参加者全員で楽しみました。
参加者からは、「大変ためになった。」「今後に活かしたい。」という御意見が多数寄せられ、今後に繋がる非常に良い研修となりました。
講師 ながすクロスロード研究会 徳永伸介 氏
講師 NPO法人総合型りくぜんたかた サブマネージャー 戸羽理智 氏