本年度からの新規事業として、本会が熊本県教育委員会から委託を受け、地域スポーツ指導者の資質向上に係る研修会を開催いたしました。
現在、熊本県が取り進めている小学校運動部活動の社会体育移行に関して、各地域から指導者不足や指導者の資質について課題があることを受け、指導者の養成及び育成が急務ということから、本事業が実現しました。
午前の部では、「指導者の資質」について、第21回オリンピック競技大会〈1976年モントリオール〉女子ハンドボール競技日本代表監督の井 薫氏に講演をいただきました。自身の経験に基づき、指導者としてのあるべき姿についてお話いただきました。
午後からは、「心身の発育発達」について、帝京大学福岡医療技術学部理学療法学科教授の日野邦彦氏による講話があり、特にジュニア期における指導の実態やスポーツ傷害についてわかりやすくご説明いただきました。
さらに、元気・夢クラブ代表サポーターの長松雅昭氏から、「小学生体育教室の指導をとおして」と題し、元気・夢クラブのプログラムの様子を動画で流されるなどされ、指導者上の工夫や注意点を説明いただきました。
山鹿会場、宇城会場合わせ約340名の参加があり、大変充実した研修会となりました。
井 薫氏 |
日野 邦彦氏 |
長松 雅昭氏 |
研修会の様子 |